オーガニック食を取り入れ始めると、食生活に色々と変化が現れます。
そして、日本のスーパーマーケットやコンビニ食がいかに「望ましくない食品」かを思い知り、辿り着くのが「食べられるものがない」「食べたいものがない」状態。
いったん、絶望します…。が、それでも私たちは食べていくのです。
そこで「食べられるものがない!」となったときに、何を食べるか、どの食材を選ぶのか。その考え方と対応をお伝えします。
それはそれで幸せだったのですが、いざ住むとなるとそうも言ってられません。
でも大丈夫!自分のものさしさえしっかりとしていれば、どんな選択肢のなかからも「食べられるもの」を探すことができるはず!
野菜・果物
毎日食べる野菜や果物はなるべく、体にいいものを食べたいですよね。そもそも野菜や果物は体にいいものなのに、このような表現をしなくてはならないのが残念です。
つまり農薬や化学肥料などが使われた、慣行栽培の野菜類が主流だからです。
表面についた農薬は「重曹に1分ほど浸ける」ことで、少しは排除できるようですが、とはいえ、栽培過程で使われたものについてはどうなのでしょうか。
理想は生協やよつ葉、ビオマルシェの宅配などですが、どうしても近所のスーパーマーケットで買い物をする際には、下記のことを気を付けてみて。
JAS表記のあるもの
最近ではイオンなどで、一部、JASのオーガニック認証のものを扱っています。JASのものがあれば最優先で選びましょう。
「特別栽培」と表記のあるもの
日本では、実際には栽培時に農薬を使っていなくても、JASの認証がないと「オーガニック」とは謳えないのが現状。ですが「特別栽培」の表示はガイドラインに沿っていれば表示ができるようです。
下記は、農林水産省で定められている「特別栽培農産物」の定義。
その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物
引用元:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン 農林水産省
この表示を見つけたら「ラッキー」と、手に取っていいと思います。
地元の農家さんのもの
有機栽培や特別栽培の野菜は、とはいえ大手のスーパーマーケットでは簡単に手に入りません。そこでおすすめは、身土不二(しんどふじ)や地産地消という概念から、地元のものを買うことです。
番外編:農家直送を謳う個人商店
スーパーマーケットを前提としていましたが、できるなら個人商店で買い物をすることをおすすめします。農家直送の野菜が届く店も多いですし、新鮮で旬の地元野菜が購入できるはず!
調味料
スーパーマーケットには調味料の選択肢も多いですよね。ですが、実際に手に取りたいものはそれほど多くありません。
ただ先日、近所のスーパーマーケットで、三河みりんを発見し小躍りした私です。笑
調味料の選び方についてはこちらに書いています。
基本的にシンプルな原料、余計なものが入っていないことを基準にすると間違いありません。
加工品
自然に沿った食生活をするなら、加工品はあまりおすすめではありません。とはいっても、ときどきはジャンクなものを食べるのも悪いことではないはず!
そんなときには何を基準に選べばいいでしょうか。
材料のシンプルなもの
原料のラベルを見て、シンプルな材料で作られているほどいいのだと理解しておきましょう。
ラベルの見方として、区切りの/(スラッシュ)後が添加物となっています。アミノ酸が含まれないものが理想的ですが、それらを見つけるのは難しい。少なくとも、/から数えきれないほどの添加物が入っているものは、止めておきたいですね。
スナックやスイーツ
お菓子を買うときにも、目安はシンプルさです。
添加物がなるべく少ないもの、材料がシンプルなもの、できればアミノ酸が入っていないものを選びましょう。
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スーパーマーケットで食品を購入する際の、簡単なポイントを紹介しました。
すべてガチガチにオーガニックや無農薬を選ばなきゃ、と思うと一気にハードルが上がってしまうので、まずは「今あるものからベストを選ぶ力」を付けるところから始めてみませんか。
そして同時に大切なのが大らかな心と、最善を選びつつも「不要なものは排出できる体」を目指すことも忘れずに。
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