「オーガニックを取り入れた、体と環境に優しいサステナブルな暮らしをしよう!」
そう決めたなら、まず変えることは何だと思いますか。
もちろん正解はありませんし、人それぞれ答えは違うはず。でも私が聞かれたなら、「〇〇〇を変えること」とお答えしますし、実際そうしました。
〇〇〇=調味料、です。
調味料はどう選んでいますか。何気なく近所のスーパーやコンビニで、一番安いものを買っていませんか。もちろんやむを得ず、そういう場所で買うことはあるかもしれません。
ですがオーガニックを取り入れた、ナチュラルライフを実践したいならこれからは、調味料こそ意識して選んでみてはいかがでしょうか。
✓調味料選びが大切な理由
✓本物の調味料がなぜサステナブルなのか
✓調味料選び、覚えておけば安心なポイント!
調味料が大切な理由
調味料が大切なのは、毎日摂取するものだから。
特に醤油や味噌、みりん、塩などは和食であればどのような料理にも使います。だからこそ無意識に選ぶのではなく、何を口にしてるかには意識的でいたいものです。
すべてはチリツモだから、コツコツ続けているとまるで健康サプリのように、体に効いてくること間違いなし(注:個人の見解です)!笑。
また調味料を変えることのメリットはほかにも…!
手の込んだ料理は特別な時だけ、毎日の食事はできるだけ手を抜きたいのが本音。そんなときは伝統製法で作られた調味料を使うことで、料理の味や質も一気にアップグレードするのです。
簡単に、美味しく。これが叶うのは、やはり「ホンモノ」の調味料ではないでしょうか。
調味料を選ぶポイント
みりんひとつ取っても、スーパーマーケットの調味料棚には数えきれないほどの種類が並びます。何を基準に選べばいいかわからないと、一番知ってるメーカーや値段で選んでしまいがちに。
世界的に有名になったこんまりさんメソッドのひとつ「心がときめくかどうか」で選ぶ、というのもいいですね!笑。実際私はいつも、最終的には心のときめきを重視しますが、調味料に関しては具体的な軸を示したいと思います。
というのもその基準がないと、商品パッケージや宣伝文句などに簡単に惑わされるような仕組みになっているからです。
例えば「無添加」と表記があっても、何がそうなのかを知ること。無添加という表現にすぐさま「体にいい」と印象づけがちですが、例えば無添加なのは塩だけで得体のしれない添加物はしっかり入っていることも。また本当に添加物不使用でも、原材料はどのように育てられているまで示されていますか。
なんのために「無添加」を選ぶのか。その本質の部分を見極める目が必要になります。
調味料を選ぶ4つの軸
私が調味料を選ぶ基準はこの4つ。
調味料は、時代を越えて受け継がれた技の恵み。特に和食に必須の発酵調味料は、大変な手間と技術を要する伝統の証なのです。
スーパーマーケットに並ぶ商品の多くは、それらの手間を省き大量生産されたもの。「ホンモノ」の調味料と見分けるには、上記の4点を参考にしてくださいね。
昔ながらの製法で作るには手間と時間を必要としますし、その分料金も高くなります。経済的にどうしても難しいなら、よく使う優先順位の高いもの一点をまず置き換えてみるところから始めてみましょう。
ホンモノの調味料はサステナブル!
上記の軸を抑えた調味料は、原料の栽培法にもこだわっているところが多く、大豆や米、麦などを栽培するのに過剰な薬や農薬を使わないなど気を付けています。
その結果、土壌も守られ環境負荷を抑えることにも繋がるのです。
伝統的な調味料を買うことは生産者さん、ひいてはその伝統も守られることとなり、そういった意味でもホンモノの調味料を選ぶことはサステナブルなのです。
調味料ごとの選び方
塩
塩の種類には大きくわけて「天然/自然塩」と「精製塩」がありますが、選びたいのはもちろん天然塩。
精製塩はスーパーやコンビニどこでも簡単に安く手に入ります。これは原料が海水ではあるのですが、電気分解によってナトリウムイオンを抽出し、煮詰めて作られた塩の結晶を取り出したもの。人工的に手を加えて塩化ナトリウム濃度が99%以上で、舐めると強いしょっぱさを感じます。
天然塩は岩塩や海水塩、湖塩、藻塩などがあり、海に囲まれた日本では古くから海水で作る海水塩が主流でした。天然塩は太陽熱や風力など自然の力を使い、場所と時間を要しますが栄養価は抜群です!
塩化ナトリウムだけでなくマグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルが豊富にバランスよく含まれているのが特徴。旨味や甘味などが含まれた奥深い味わいで、料理にも深みが出ます。
味噌
味噌は古くから日本人の食生活に欠かせない調味料です。
ポイントは 「穀物、塩、麹」など原料がシンプルに表示された「天然醸造」と明記されたものを選ぶこと。大豆は国産が理想ですが、味噌作りの原料の大豆は90%ほどが輸入に頼っているのが現状です。「遺伝子組み換えでない(※)」と明記されたものを選んで。
※2023年に改正される「遺伝子組み換え表示制度」によりすでに表示法に変化がある倍も。適切に分別生産流通管理された旨の表示が可能として「分別生産流通管理済み」と表示されているものも
醤油
醤油もかなりの種類を展開する調味料のひとつ。 選びたいのはシンプルに「大豆、小麦、食塩」と明記されたもの。
醤油を伝統的な製法で作るには1年以上の時間と発酵管理の手間が掛かり、やはりその分料金は割高になりますが、それでも「本醸造」と表示されたものを選ぶメリットの方が大きいと考えます。
みりん
みりんは本来、14度前後のアルコールを含んだものです。米麹やもち米を発酵させて作られています。
最近では化学調味料でそれ風に仕上げた「みりん風調味料」なども多く、そのことを知らないと「安いみりんみっけ!」と嬉々として手に取ってしまいます。ですが、そのみりん風のなにかと、伝統調味料であるみりんの味、栄養価はまるで雲泥の差だと理解しておきましょう。
ちなみに、本来のみりんとは値段が違うので見分けは難しくありません。
毎食が健康のチャンス
調味料くらいで健康が買えたら苦労しない、と思いますか。
それが買えるんですよ!もちろん調味料は万全ではありません。
ですが上質の調味料を使うことで味覚が研ぎ澄まされる、するとはりぼて食品や化学調味料たっぷりの食事を自然と求めなくなるものです。結果、体や心を満たす食事を繰り返すことで健やかさを保つことに繋がる。
もちろん、それは今日明日の変化ではありませんが、なにかは確実に変わります。私は結構、本当に人生変わったと思っています。笑
今まで食事に無頓着だった人ほど変化は大きいと思いますよ。
楽しみですね、ワクワクしますよね!まずよく使う調味料から、見直しを始めてみませんか。
love.
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