ぽかぽか自家発電ボディを目指して!冷えとりをおすすめする理由と方法

冷えとり ウェルネス

まだまだ続きそうな電気やガス代の高騰に伴い、電気・ガス料金の見直しや節約が必要になりつつありますね。

そんなときに、本質的にぽかぽか過ごせる方法を考えてみませんか。

それが、五本指ソックスや重ね履きで知られる「冷えとり」です。

ガスや電気をほぼ使わず、なにより自分の体が持つ力を活性化させてぽかぽか巡らせる健康法は、サステナブルかつ自分の生き方にまでつながる本質的なものなのです。

今回はその考え方やメソッド、おすすめの理由などを冷え取り歴4年の私が掘り下げます。

mimi
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ちなみに今まで関わったwebメディアの連載やライフスタイルコラムで、100%取り上げているテーマ!それくらい私自身が信頼を置いてる健康法なのです♡

【この記事でわかること】
✓冷えとりの魅力や期待できる効能
✓冷えとりの具体的な方法
✓実践する際に知っておきたいこと

冷えを抱える女性こそ温めて

冷えとり

女性の多くは冷えを抱えているそう、本人は気づいていなくても。例えば、目覚めの気分が優れない、いつも何かしらの不調を感じている場合、冷えが原因担っている可能性を疑ってみてもいいかもしれません。

また手足が冷えていなくても、下腹部に手を当てみてください。もし冷たいなら体の深部が冷えている可能性大!特に、女性の体は構造上冷えやすくなっています。しかも下腹部には子宮や卵巣など大切な臓器が詰まっているので、意識的に温めてあげましょう。

体重より体温を測ろう!「温活」とは

「冷えとり」の前に、知っておきたい温活について少し触れておきます。

「温活」とは、健やかな体を保つために適正な体温まで上げる活動のこと。
理想的な体温は36.5℃から37℃程度とされていますが、かつて36.9度もあった日本人の平均体温が、現代女性は35℃台の人も多く体温が低い傾向にあります。

そしてこれが重要なことですが、体温が1℃下がると代謝は12%から20%、免疫力は30%も低下するそう!

低体温が引き起こす不調を自覚している人もいるのでは?この機会に体温を測る習慣をつけ、自分の平均体温や体温の変動をある程度把握しておくと、温活に役立つはずです。

セルフで簡単「冷えとり」健康法

冷えとり

温活の一環としておすすめしたいのが、セルフで簡単に始められる「冷えとり」健康法です。

「5本指ソックス」「ソックスの重ね履き」で、ピンと来た人もいるかもしれませんね。

冷えとり健康に関して上記のようなイメージのせいか、どこか宗教的だと嫌煙する人も。でも実はこの方法を開発・提唱したのは、れっきとした西洋医学の医師、進藤義晴先生なのです。

進藤先生の提唱する「冷えとり」は、そういったファッションやスタイルに留まらず。ご自身も続けることで長年の不調から解放されたという、健康の秘密が詰まったメソッドなのです。

原則、冷えやすい足元を温めて上半身は風通しを良くする「頭寒足熱」を実践することで血液を巡らせ、体の隅々まで酸素や栄養分が届き代謝がアップ。冷えが解消されるという考え方です

そのため冷えとりでは主に、重ね履き靴下や半身浴が推奨されているのですね。

mimi
mimi

下半身を温めることの恩恵は体験すればわかるはず!私自身、冷えとりを始めてから足元がぽかぽかすることで、気持ちがどっしりと安定し、そのメリットを実感しています♡

冷えは万病の元?

「冷えは万病の元」と聞いたことがある人も多いはず。

冷えで血行不良が起こることで細胞に必要な栄養分や酸素が届かなくなり、その結果、細胞の機能が弱り、不純物(=毒素)が生まれます。東洋医学では、その毒が溜まることが、病気だと考えられています。

病名は付かないまでも体調がパッとしないなら、その毒が蓄積され始めている状態、つまり未病かもしれないのです。

そしてこの毒が血液を汚すことで、がんや糖尿病などさまざまな生活習慣病に発展する可能性があることから「冷えは万病のもと」と言われるのですね。

ちなみにですが「冷えとり」においての冷え、とは「冷え性」とは少しニュアンスが異なるのだとか。体内循環を阻み、滞りを生むものは低体温だけではなく、今までのライフスタイルで体内に蓄積されてきた食品添加物や化学物質、さらには心の毒(心配や怒り)なども含まれるのだそうです。

mimi
mimi

心の毒、かぁ。私としてはこういう考え方が、東洋医学ぽくて好きです

冷えとりの主な考え方

冷えとりの基本は頭を冷やして足元を温める「頭寒足熱」。温めアイテムを使うときも、日常生活でも常に頭寒足熱を意識しておきたいですね。

進藤義晴先生が提案する、冷えとりにおいての理想の服装は山型。つまり足元はどっしり重ね履きをして、上半身から頭へ向かって薄着になっていく山のような形のこと。

足元は心臓から一番遠く血液が届きにくいため、上半身に比べて下半身の体温が数℃低くなりがち。足元を温めることで全身の血流を促し、上半身の風通しを良くしておくことで、熱を籠らせず発散させることが大切という考え方です。

冷えとりの恩恵

冷えとりを実践すると、どのような効果が期待されるのでしょうか。

代謝がよくなることで体温アップ、さらに免疫機能が高まることで風邪を引きにくくなったり、下半身を温めるため女性特有の不調にも効果が期待できます。

また面白いのが、体調だけでなくメンタル面において変化を感じる人が多い点。

足元や下半身を中心に温めることで、気持ちが落ち着き安心する、またイライラくよくよなどの感情を感じにくくなるなどの声が多いですね。

改善を実感できる場所は、その人の体の状態により異なります。いずれにしても、続けることで何らかの効果を実感している人が多そうです。

好転反応とは

冷えとり実践者が、ほぼ避けては通れないのが「好転反応(瞑眩/めんげん)」

これは東洋医学で使われている言葉&概念です。体内から全ての毒を出し切り本来の体を取り戻していく、冷えとりの過程でも起きることがあります。

また東洋医学には「汗吐下(かんとげ)」という言葉もあり、これは「病毒が表面にあるときは汗として出す、中へ染み込んでいるときは吐いて出す、深く入り込んでいるときは下痢にして出す」というもの。

これは冷えとり実践者によくみられる反応だそうです。冷えとりにおいて「出てくるものは止めずに出しきれ」と言われるのはここに理由があるのですね。

また、冷えとりの好転反応として、ほかにも下記のようなものが一般的。

  • 重ね履き靴下に穴が開く
  • 一時的に悪化したように見える
  • あまり何も感じない

これは、その人の現在の体調によるものが大きく、わかりやすい反応がない人は今まで毒を溜め過ぎてしまったため、反応があるまで時間がかかるというケースも。

ですが基本的に、冷えとりを始めてから水面下で起きる、どのような変化や症状もポジティブなものと捉えられているので気に病む必要はなさそうです。

ちなみに冷えとり実践者のあいだでは、よく靴下の穴が開いた位置で毒が溜まっている臓器(部分)がわかる、とも言われています。

正直、私は靴との摩擦もあるんじゃないのー?なんて懐疑的な部分もありますが、でもごっそり底が抜けるときなんかは「ちょっとやばいかも、16時間ファスティングしよう!」とまじめに対応しています。苦笑

そしてこの好転反応との向き合い方も、冷えとりの面白さでもあります。

進藤先生の娘さんである進藤幸恵さんは、ゆる冷えとりを始めてから6~7年経った頃に瞑眩が!その後約4年ごとに大きな瞑眩を乗り越え、胸のしこりも冷えとりを続けて縮小、今は落ち着いています:「女性のための『冷えとり』生活」より

ただ、どんな健康法でもそうですが、明らかにおかしいと感じたり、不安が強い場合は医師の診断を仰ぐことも大事です!

具体的になにするの?

冷えとり

効率的に効果を得るには、提唱者である進藤先生のメソッド通り試してみるのが一番。

そのあと、自分の体調や気分に合ったアレンジを加えるのはいいですが、まずは基本の型を知っておきましょう。

半身浴

「頭寒足熱」を心がけた、毎日の半身浴が基本。半身浴は一日何回でも、何度でもいいです。特にストレスが強いとき、不調があるときは回数や一度の時間を増やすなどで対応します。

みぞおちから下を最低20分ゆっくり浸け、腕は上半身なので基本出しますが、一分くらいなら浸けても大丈夫。出る際に、我慢できるまで徐々に温度を上げるとなお効果があるそうです。

半身浴が時間的、条件的に難しい場合は足湯でもある程度、同等の効果が期待できます。

mimi
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ちなみに冬の半身浴。最初は寒いので、私は何度か肩まで浸かり、全体にほんのり温まってから始めています!

靴下の重ね履き

冷えとり

足元(足首より下)を温めるために、靴下の重ね履きを行います。

考え方として、靴下の重ね履きを行うのは「頭寒足熱」を常に保つためのサポートとして。

重ね履きが目的になると本質からずれてしまいます。もっと言うと、頭寒足熱のために半身浴を常にしているのが理想的ですが、日常を送るなかでそうもいかないため、靴下や腹巻、湯たんぽといったアイテムを活用しているのです。

まず覚えておきたい、重ね履きの基礎はこちらの5枚。

1枚目:絹の五本指靴下
2枚目:綿か毛の五本指靴下
3枚目:絹の指なし(先丸)靴下
4枚目:綿か毛の指なし靴下
5枚目:すべてを包む普通の靴下
足元の温まり具合は、その人の体調や今まで積み重ねてきたものにより異なります。ですから、あまり細かいルールに縛られなくてもOK!
ただ本格的に行いたい人は、冷えを感じなくなるまでしっかり重ね履きしましょう。

下半身を温めるアイテム

足元の靴下だけでなく下半身を温めるアイテム、天然素材のレギンスやレッグウォーマー、腹巻などはぜひ活用してみて!肌に触れる面は、絹がおすすめです。保温やデトックスの作用があります。
さらに冬など寒いときには、半身浴より少し熱くしたお湯を満たした「湯たんぽ」を併用してみては。特に長時間のデスクワークで血流が滞りがちなときなど、湯たんぽの上に足を乗せる、またお腹を温めるなどすると気持ちがいいです。また寝るときにも活用できます。
いずれも頭寒足熱を心がけ、上半身は薄着で風通しよく!
体内で温度が対流し、ぽかぽかした「自家発熱ボディ」のできあがり!

心と体を整える

冷えとりは外からのアプローチと同じくらい、内からのアプローチも大切。つまり物理的な毒だけでなく、心の毒も同じくらい影響があると考えられています。

小食にする(食べ過ぎない)、そして自分中心の考えを手放すストレスを感じる環境から離れる、なども心がけたいポイントなのです。

これらを取り入れると、体をただ温めるだけでなく、自律神経のバランスが取れ、自己治癒力も高まり健やかな体作りを目指せます。

冷えとり健康法、参考にした書籍

「医者知らず『冷えとり』で完全健康人生」進藤善晴著

「女性のための『冷えとり』生活」進藤善晴・幸恵著

「新しい自分になる本」服部みれい著

体験からおすすめしたい!

賛否両論のある「冷えとり健康法」の基礎について、紹介しました。

正直、私も「毒」や「瞑眩」などを妄信する姿勢は、怖いなぁと思うこともあるため地に足は付けつつ…。

でも、この深く神秘的な「冷えとり」の世界を知れたことは幸運だったと感じています。私はこの方法を自分なりに続けて、体温が一度以上アップ!心が穏やかに、そして瞑眩と向き合ったことで、大らかな忍耐強さも身につけました。

ピンときたらそれがサイン!ぜひできることから試してみてくださいね。

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