カフェで何を選ぶ⁉ 植物性(プラントベース)ミルクを選ぶ理由と人気の4種類

植物性ミルク プラントベース(菜)食

最近では、健康志向の人だけでなく、より多くの人が関心を持ち始めた植物性(プラントベース)ミルク。スーパーマーケットやコンビニでも、簡単に見つけられるようになりました。最近では大手のコーヒーショップ、スターバックスコーヒーが植物性ミルクの追加料金50円を廃止したことも話題になりましたね。

世界では日本以上に、その流れは強くなっているようです。牛乳の代わりに植物性ミルクを選びたい理由や、その種類からおすすめのブランドまでを紹介します。

【この記事でわかること】
✓植物性ミルクを選ぶ理由
✓牛乳を飲むことで生まれる課題
✓植物性ミルクの種類

植物性ミルクを選ぶ理由

植物性ミルクをおすすめする大きな理由は、サステナブルな観点や健康面においてポジティブな特徴があるからです。

同時に牛乳は同じ観点から、懸念すべき点があるためです。

例えば、牛を育てるための畜産業は環境負荷が大きく、温室効果ガスの排出や森林破壊、飢餓、水不足とさまざまな問題が発生しています。

そのため「オーガニックマインド」では肉食も牛乳もおすすめはしていません(もちろん自由意志ですが、聞かれればというレベルで)。

そもそも日本人には乳製品は不向き⁉

そもそも日本人の多くは乳糖不耐症だという話は有名です。

あるサイトによると人類の人口の約65%は乳児期以降、乳糖を消化する能力が低下するという。これは成人期になるとより顕著となり、しかも東アジア系の人々に最も多く見られ、70〜100%の人々が乳糖を消化できないそうです。

ただし、乳製品摂取の長い歴史を持つ人々ではその割合は低め。北欧系の人々では乳糖不耐症はたった約5%だそうです。

肉食にしても乳製品にしても、そもそも日本人の体の性質や構造上合わないと東洋医学を専門とする医師などの発信ではよくみかけます。これらの食品が日本で食べられるようになったのが戦後というのも興味深く、この辺りの食生活の変化と寿命の関係を調べると面白いことがわかります。

戦後の食糧難の時代には、牛乳は確かに栄養補給の一助になったかもしれない。しかし、今では乳製品には多くのリスクがあり、それがさまざまな病気を引き起こしていることもわかってきています。

話が脱線しましたが、本来私たちの体には合わないもの、だからこそかつての人々は飲んでいなかったのではと考えられますね。昔の人は日本人として体に合うもの、そうじゃないものがよくわかっていたと言われていますから。

コーヒーチェーンの植物性ミルクは要注意

コーヒーチェーンの植物性ミルクは加糖されているものが、ほとんどです。

例えば既出の、通常のミルクと同額で選べる植物性ミルクもソイ、オーツのいずれも加糖でしたのでご参考までに(2022年10月時点)。

mimi
mimi

以前、スタッフさんに質問したらミルクの箱を持ってきてくれて、親切に見せてくれましたよ!彼らに(加糖が理想的ではない)という認識はなさそうです。汗

1. ソイミルク(豆乳)

植物性ミルク ソイ

植物性ミルクのなかでも、国内で一番浸透しているのがソイミルク(豆乳)ではないでしょうか。豆腐や味噌、醤油など大豆を使った食品が多いため、日本人の口に合いやすいのも理由のひとつかも。

原料が大豆なので、豆っぽいコクが感じられます。コーヒーとの相性もいいことから、植物性ミルクの最初の選択肢として多くのカフェで使われています。

ほかにも抗酸化作用のある、フィトケミカルの一種「サポニン」「ビタミンE」、そして「大豆たんぱく質」など健康美をサポートしてくれる成分が豊富です。

飲み過ぎず適量がおすすめ

原料の大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンの働きを補ってくれる成分で、植物エストロゲンのひとつとも。

「美肌ホルモン」とも呼ばれ、女性には嬉しい成分として積極的に摂ることが進められる一方で、飲み過ぎる危険性を警告する声もありますね。

女性ホルモンのバランスが崩れることで月経周期が乱れたり、子宮内膜増殖症や、乳がん・子宮がんのリスクが高まる可能性も。体にいいからと言って摂り過ぎない方がいいのは、ソイミルクだけではないですけれどね!

2. オーツミルク

植物性ミルク オーツ

「クセがなくクリーミーで飲みやすい」というレビューが多い、オーツミルク。

確かに植物特有のクセが少なく、ほかの植物性ミルクと比べるとコクやミルクらしさが感じられます。

ただその分カロリーと糖質が少々高め。とはいえ、食物繊維や不飽和脂肪酸が含まれ、水溶性食物繊維が含まれるオーツミルクは消化も穏やかで、体に優しいと言えますね。

大豆アレルギー、ナッツアレルギーのある人でも安心して飲める、嬉しい選択肢のひとつ。ここ数年、国内でも牛乳の代替品として使うカフェが、増えている印象があります。

3. アーモンドミルク

アーモンドミルク

植物性ミルクの定番として定着しつつあり、オーツミルクと人気を二分するアーモンドミルク。栄養価が高く低カロリーという点ではこちらもおすすめ。牛乳と比較すると低カロリー、低糖質、そしてコレステロールはゼロ。脂肪分が気になる人に試して欲しい植物性ミルクです。

アーモンドは血行促進をはじめ、若々しさを保つのに必要なビタミンEの含有量は、全食品中トップクラスでもあり、美容の観点からも摂取するメリットは高そうです。

4. ココナッツミルク

植物性ミルク ココナッツ

エスニック料理に使うイメージの強いココナッツミルクですが、海外では「意識高い系」のカフェなどのミルクのオプションに並ぶことも。

エイジングをサポートするビタミンCやビタミンEが豊富に含まれているほか、消化スピードが速く、脂肪として体内に蓄積されにくい中鎖脂肪酸を多く含むのが特徴です。ただ、カロリーが高いのもココナッツミルクの特性でもあるので、飲み過ぎには注意が必要です。

最後に

植物性ミルクについて、おすすめの理由や種類をお伝えしました。

健康面はもちろんですが、植物性ミルクを選ぶことが環境面でポジティブな影響を与えるのだということが、日本ではもっと周知されるといいなと感じています。

なにより味も美味しいですからね。牛乳の口当たりや香りが苦手な人は、ぜひ試してみて欲しい!新しいコーヒーの楽しみ方にもつながること間違いありません。

家でプラントベースミルクを試したい方は、こちらもチェックしてみて!

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